KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年10月号
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1982年の開館以来初めてとなる大規模なリニューアルのため休館していた神戸市立博物館が、11月2日、いよいよ約2年ぶりに再オープン。見どころは、まず、新設される2階の「コレクション展示室」。約7万点の所蔵品の中から、特に貴重なコレクションをテーマごとに紹介する。国宝「桜ヶ丘銅鐸・銅戈」、重要文化財「聖フランシスコ・ザビエル像」は特別室を設けて詳しく解説。発掘された銅鐸から見る弥生時代の風景は? 教科書に載るほど有名なザビエル像がなぜ神戸にあるの? …そんな疑問の答えは、ぜひここでご覧ください。その他、市博が収集に力を入れてきた古地図、美術、びいどろ・ぎやまん、考古・歴史の各分野で、テーマごとの展示が企画されている。1階部分は無料開放となり、古代から現代までの神戸の歴史をわかりやすく学ぶことができる。中でも、絵画資料などをもとに兵庫津の人々の暮らしぶりを再現したかわいらしい模型や、明治から昭和の外国人居留地をデジタル画像と模型で再現し、当時の街並み散策を疑似体験できる重要文化財 南蛮屏風 桃山時代重要文化財 泰西王侯騎馬図屏風 江戸時代初期37

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