KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年9月号
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お店のコンセプトカラーはパープル。ガラス越しに見る店内はフランス菓子店にも見える。並んだパンは繊細で、最後の1ミリまで丁寧に作られている感じ。「美しいパンを作るヒトだな」。どのお皿にのせようかな。新しい紅茶をいれようかな。ここのパンはきっと食卓を豊かにする。Boulangerie Gourmand神戸市東灘区本山中町3-26-23TMハイツ本山TEL.078-262-10258:30~18:00(日曜 ~14:00)月曜・火曜休みクロワッサン。カシャッと口の中で崩れゆく調べに思わず目を閉じる。バターの香りの余韻にひたひたと浸かるキウイとパイナップルのタルト。ブリオッシュ生地にレモンクリームをしぼり、キウイとパインをトッピンググレープフルーツのタルト。レアチーズの上にグレープフルーツをトッピングBoulangerie Gourmand(ブーランジュリー グルマン)美味しさを伝えるために文化や歴史も伝えたいこれも使命かな、と思うVol. 13池田匡さんフランスのパンのルセット(レシピ)には定められた基本がある。忠実に守り、伝統を継承するのが池田シェフの考え方。そのうえで、こんなパンもあんなパンも、とその探求心がラインナップにつながる。「パン教室ではとにかく伝えたいことがいっぱい」。誠実な姿勢がヒトを呼んでいる。さあ、今日はどんなパンをどんな風に食べようか。23

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