KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年8月号
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Q. ハマっているグルメや気になるお店はありますか。A.逆瀬川のフレンチレストラン「オーベルジーヌ」です。オーナーシェフ・藪中宏一さんは、40年間宝塚ホテルのシェフを務めてこられた方で、そのホテルのお料理教室に私の母が通っていました。私が子供の頃からお世話になっていて、食べ馴染んでいるのに、毎回新鮮な感動をいただける、間違いのないフレンチです。家族のお誕生日などのイベントでお世話になることも多いですね。三好さんからの質問コーナーきに目指した原点に戻り、お洋服で神戸をイキイキさせればと考えています。…スイートな“お嬢様”かと思いきや、凛と芯が通った男前な部分も持つ麿衣さん。そのギャップがまた魅力的です。麿衣さんの生みだすお洋服や、ママとして女性としての活動が神戸のファッション偏差値を上げ、さらには神戸っ子の人生そのものまでもハッピーに導いてくれることを期待しています。婦としては奥様のエッジが効きすぎて、逆に見る人は引いてしまう、ということ多いですよね。ヘルシーな女性の健康美を強調しながらも男性にも女性にも好まれる、上品さはデザインにマストで入れるようにしています。…母になっても女を捨てない、旦那様とも素敵な夫婦でいたい、それでいて失礼のない服。それが麿衣さんが進化させた、新しい「神戸エレガンス」なのですね。女性はどの年代になっても、男性からも女性からも認められたいという意識はなくならないと思います。そう意識し続けることが大事なんです。せっかく女性に生まれてきたのですから、女性ならではのエレガントな魅力を、お洋服で無理せずに楽に作りだしていければいいなと思いますね。…現在はママ世代のみならず、女子大生のコーディネートをプロデュースしたり、某女子大学のバッグを制作したり、次世代のママとなる女性たちと積極的に関わる日々を過ごされています。「ママになるって素敵」と思ってもらえることを啓蒙していきたいです。だから大学生や若い人を対象にしたイベントにはあえて子どもを連れていきます。子どもがいても働くことができることを示したいからです。今の時代、結婚すること、親になることは自分のキャリアのさまたげになる、と考える女性が少なくありません。何も犠牲にしなくていい、結婚することも親になることも、両方得て幸せになれるんです。自分中心の世界が大事だから、極力排除してミニマリズムに生きようとするのではなく、もっと心の幅を広げてほしいと思いますね。あらゆる世代の女性に、お洒落して幸せになることで周りの人も幸せな気分になれることを認識してほしい。そのためにも日常に「神戸エレガンス」を浸透させたいと考えています。女性が美しくなることで幸せを感じて、それが神戸の街を活気づかせる。會祖母がお店を開いたと49

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