KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年8月号
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さんの反響を頂き、2014年、“ママでもいい女”をコンセプトに「MonStork」を立ち上げることになりました。…慣れない子育てをしながらのビジネス、大変ではなかったですか?大変だけれど、大変ではない(笑)。私たちの世代って、欲張りなんです。働く女性としての顔も、母としての顔も、妻としての顔も、どれも放棄したくない。全てをやりとげるのは大変ですが、そのどれもが自分の輝けるスペースになっているからです。しっかり働きたいならベビーシッターを雇えばいいのでは?という声もあります。でもそれならば“母の顔”の部分を体験できないでしょう。あらゆるプロセスを踏むことで、しんどさを上回る幸せを感じられます。ビジネスも子育ても両立させることを自ら選んだのだから後悔もありません。…確かに麿衣さん世代で頑張っている女性は皆、イキイキされていますよね。私たちの世代ならば、仕事と家庭の両立は大変だけど頑張っているのよ、って全力疾走してきた感があるけれど、もっと肩の力を抜いて、大変ささえも楽しんでおられる感があります。…セリザワさんの歴史のなかで、麿衣さんが守り続けてきたもの、また新たに進化させてきたものは何でしょう。神戸エレガンスのルーツは、神戸のライフスタイルから生まれたのだと思っています。女子高が多い神戸で着慣れたり見慣れたりしているお洋服といえば、制服の延長線上にあるのではないかなと。襟がつまっているリボンタイのブラウスとか、ジャケットとか、誰にも失礼がないトラッドスタイル。母として妻として女性として一着ですべてをカバーできるよう、「MonStork」では上質なレースや襟を多用し、美しいラインを楽チンに確保できるウエスト位置の高いフィット&フレアのシルエットを基本としています。また流行やトレンドを追いすぎると女性目線では素敵でも、夫対談ホスト役の三好万記子さん(写真左)と芹澤麿衣さん(写真右)。今春、麿衣さんが音頭をとって娘さんが通っていた幼稚園の卒園パーティを教会で開催。三好先生はそのパーティの料理を担当。コストを考慮して、料理は麿衣さん自らが運びこみ、飾り付けも1から手作りで…と頑張り&こだわり具合に三好先生も感動。tea room mahisaにて48

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