KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年8月号
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淡路は「食と景観」︱会長に就任されて、まず取り組みたいことは。現在、淡路島はDMO(観光地域づくり組織)の設立を目指し、前段階である候補法人として認定され、官民一体となって島の観光振興を行おうという時期です。これは将来を見すえての中長期的な活動となりますので、この重要な時期に若い者がしっかりやりなさいという意味で、今回、私に会長のお話をいただいたのだと思います。全国的には、現在はインバウンド(海外からの観光客)が大変増えているという状況ですが、私自身は淡路島を海外に急いでPRしたいとはあまり思っていません。それ以上に、世界に通用する淡路島のコンテンツを見出し、それを磨き上げること、整備することが大切だと考えます。今、淡路島にお越しいただいているお客様の8割が近畿圏からのお客様で、その多くは都市部にお住まいの方々です。そのようなお客様に、引き続き都市近郊リゾートとしてのレベルアップ淡路島の観光素材により磨きをかけて、世界に通用する観光地として挑戦したい!一般社団法人淡路島観光協会会長株式会社ホテルニューアワジ代表取締役社長木下 学 さん海と山の自然に抱かれた食の宝庫「淡路島」。6月に淡路島観光協会会長に就任した木下学さんに、淡路島の今後のビジョンについてお話を伺った。40

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