KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年7月号
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―喜楽館の高座に上がられての印象は。文枝神戸のお客さんは本当にいいお客さんです。粋なところがお有りなので、よく笑っていただきます。7月は13日から19日まで1週間、1周年記念特別公演に出させていただきます。喜楽館はとてもやりやすい高座ですので、私も楽しみにしています。米朝師匠の落語に魅せられ、五代目文枝師匠に教えられ―文枝さんが落語家になろうと思われたきっかけは。文枝高校生の時、演劇部の先輩にレツゴー三匹の正児さん、春団治師匠のお弟子さん、二代目春蝶さんがおられました。楽しい雰囲気の高校で、私もお笑いをやっていました。といっても当時、上方落語はあまり人気がなく漫才ばかりでしたが、大学に入ってたまたま米朝師匠の落語を聞きました。師匠はそのころまだ40歳になっていないのに、貫禄がありましたね。37

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