KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年7月号
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ジェに込めた青春への熱い思いを語った。海から山へと連続する空間安藤氏の軌跡と未来を展示2・3階部分にあたる第2展示棟は、吹き抜けの大きな空間が山のデッキへと続き、「青いりんご」が置かれた海に向かうテラスへ外部通路で直結している。館内には、安藤氏の原点となった「住吉の長屋」をはじめ、「地中美術館」「光の教会」など代表作や、県内で手掛けてきた作品を模型やパネルで紹介。阪神・淡路大震災を目の当たりにした安藤氏の自筆のメモやスケッチ、復興の記録なども展示されている。歴史的建造物を現代美術館として再生した「プンタ・デラ・ドガーナ」のほか、国内外で現在進行中のプロジェクト「ブルス・ドゥ・コメルス」「子ども本の森 中之島」なども展示され、「生涯青春」を体現する安藤氏の未来への展望まで全てを見て感じ取ることができる。「Ando Gallery」は5月23日にオープンし、無料で開放されている。23

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