KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年6月号
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当日は晴天でロードコンディションは上々。貸し切りのコースではエンジョイ走行、スポーツ走行、パレード走行などのタイムスケジュールが組まれ、ドライバーたちは時に思う存分アクセルを踏み倒して公道では味わえないスピードの世界へ。セナが「神を見た」というスプーンカーブ、世界的な高速カーブの130Rを颯爽と駆け抜けるとともに、マシンの高い性能を実感したであろう。ランチタイムの後には1989年のF1選手権第1戦のブラジルGPでマンセルをトップチェッカーに導いたマシン(実物!)、フェラーリ640がコースに神々しく登場。熱い視線を浴びながら、世界一素晴らしいと称揚されるエンジンのテナーなサウンドも高らかに、春風よりも速く疾駆。その余韻もまた心震わせた。コース以外でもさまざまなプログラムを展開。ピットビルディングの一部はランボルギーニなどの名車のギャラリーとしても使用され、まるでアートを見る気分。パドックエリアではGLIONが取り扱うブランドが揃い、特設1〜3愛車でサーキットランを体験12347

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