KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年6月号
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ないので日本ではあまり知られていないが、オリーブ園やワイン工房がある海辺ののどかな街。2年前、「enzo」オープンにあたって大好きな神戸を選び、内装は故郷プーリア州アルベロベッロにある白い尖がり屋根の建物をイメージし、白を基調にして明るく、高い天井が開放的な雰囲気。一歩店内に入っただけでイタリア気分。広い厨房ではピッツァ、パスタ、ラザニア、フォカッチャ…次々と同時に手際よく仕上げていくエンゾさん。目指しているのは、「伝統的なイタリア料理を基本にしながら、新しいものを取り入れるオリジナルなお料理」。神戸は肉をはじめ、野菜や魚など、何でも新鮮で良い食材がそろうことがレストランにはとてもいい環境だという。シェフはイタリア人、スタッフやお客さんにもイタリア人が多くてイタリア語が飛び交い、日本人向けに特別なアレンジをしているわけではないお料理。「イタリアンレストランに行くのではなくて、神戸の中の“イタリア”へ行く。お客さんにはそんな感覚で来てほしい」。42

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