KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年6月号
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神戸はバランスが取れた街10歳の頃からレストランの手伝いを始めたエンゾさん。イタリアを出てドイツ、デンマーク、オーストラリア、マレーシアと海外の料理界で仕事をしながら修行を積み、日本へは6年前、観光でやって来た。イタリア料理店から「働かないか」と誘いを受け、ワーキングビザを受給し、その後ずっと神戸で暮らしている。世界各国を見てきたが、日本がとても気に入ったという。「安全だからリラックスして暮らせます。日本人はホスピタリティーを持っていて、とても礼儀正しい。交通機関やいろいろなことがきちんと動いているのもいい」。その中でも神戸が好きな理由は、「海も山もあって、東京や大阪のように大きすぎないけれど、何もないわけでもない。バランスが取れた街ですね」。故郷の南イタリアをイメージした明るい店内出身は南イタリアのプーリア州バルレッタ。大きな観光地では41

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