KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年6月号
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い方がいい」という傾向がありますが、年を重ねるのって素敵だなと教えていただけた気がします。こうやって、理想とする女性像を体現してくださる先輩方が近くにたくさんいることが、神戸の魅力です。伊藤よく神戸のインバウンドは…という話にもなるのですが、神戸は量より質で勝負。ヨーロッパの街のようにきちっと存在感があればいいんです。そのためには、神戸のブランディングがもう少し必要かなとは思います。三好神戸の暮らしやすさや、住んでいる人の上質感が現れる形があればいいですよね。伊藤神戸に来たら元気になって帰ってもらえるような「美と健康」をテーマにした街なんかいいと思うの。例えば、北野坂を歩くと、ヴィーガンの店や無農薬野菜のレストラン、減塩料理のおいしい店があるとなると、また神戸に足を運んでくださるでしょ。三好皆さん、舌はこえていくのに、「太りたくない」「体にいいものを」という思いをお持ちですから、神戸でそれが実現できたら素敵ですね。われていた神戸国際フルートコンクールの成功を機に、神戸の企業・経済人が文化振興を支援しようと集まった会です。それも道満さん(オリバーソース社長)から頼まれ、名前だけの代表のはずが、どっぷりはまってしまって(笑)。神戸って実は、民間での文化の支援が遅れているんですよ。税金は福祉に配分されがちですから、文化は本来経済界が支えるべきだと思います。だから企業さんにご協力をお願いしに、足を運んでいます。三好ヨーロッパでは国を挙げてサロンを支援しますね。神戸でもそのように文化を創る活動をされているのが、素晴らしいです。私も微力ながら、若い芸術家の方と知り合うと、できるだけ上の方につなげるよう意識しています。伊藤そうね、音楽家の方に会うと全員応援したくなります。三好コンクール後に開催されたガラパーティーも素敵でした。衣装や音楽、お食事などすべてが、「大人たちが創る成熟したパーティー」で、神戸の上質な文化を感じました。日本では、「若三好 万記子(みよし まきこ)株式会社ターブルドール代表取締役神戸女学院大学卒。パリに3年間滞在中、フランス料理を学ぶ。ル・コルドン・ブルーにて料理ディプロマ、リッツ・エスコフィエにてお菓子ディプロマを修得。帰国後、西宮市・夙川にて料理サロン「Table d'or」主宰。また出張料理人としてケータリングも展開、料理はもちろんディスプレイを含むトータルコーディネートに定評あり。企業へのメニュー開発、レシピ提供など、「食」を幅広くプロデュース。二児の母19

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