KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年5月号
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ノウハウを、全国区の雑誌に発信されているのがすごいと思います。飲食でもファッションでも関東の二番煎じのように言われますが、真似ではなく関西独自のもので、決して関東に負けていないと思います。関西で流行るのはそこに皆のツボを押すポイントがあるから。関東とは違う、また大阪と神戸でも違う、その差を拾えると企画になるし、読者にも届くと思いますね。…ファッションをハブにした美奈子さんの活動の幅はさらに広がりを見せています。その一つに、商品のブランディングのお仕事があります。商品と消費者をつなぐため、達成したいゴールを分析してアプローチするお手伝いをしています。例えば、美容雑誌でコスメの新製品を紹介する場合、効果、手触り、使い方など、商品要素を細分化して人気の秘密を探っていきます。なぜ、その商品は支持されるのか。そうして蓄積したノウハウを活かして、お子さんのいるママは時間がないので時短できるワンプッシュがいいとか、ガラス瓶はお子さんが遊んでいて割れると危ないとか、消費者が求める要素を商品に盛り込んでいきます。…まさにコンサルティングですよね。美奈子さんプロデュースの光文社のウェブサイト「kokodeWest」ではオリジナル商品の企画開発も手掛けておられます。私も淡路島のブランドタマネギ「極味(きわみ)」を使った「オニオンブロンゼ」と「野菜チップス」の企画をお手伝いさせてもらい対談ホスト役の三好万記子さん(写真右)と八尾美奈子さん(写真左)。新サイト「kokodeWest」には三好先生監修の淡路島タマネギ「オニオンブロンゼ」と「野菜チップス」をはじめ、ファッションやアクセ、雑貨など、大注目のマストアイテムがズラリ。20

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