KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年5月号
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気投合し、ユニークなプロジェクトが実現しました。岩田さんとは1970年代半ば、北野町につくった《ローズガーデン》にテナントで入られて以来の付き合いです。その後、ロック・フィールドの成長に伴い、静岡、東京の多摩川、そして神戸と、工場を一緒につくってきました。設計への要望は「働く人にやさしく、地域の自然と共生できる環境づくり」で一貫していて、いずれも、職員食堂が一番見晴らしの良い場所にあります。保育所も完備されています。特に4期にわたる静岡工場では、風力発電やビオトープを取り入れた浄水施設、生ごみのコンポスト化など、環境保全のシステムがトータルに考えられています。岩田さんからの毎年の冬の贈り物は、工場敷地内で従業員が育てる次郎柿です。人もモノも大切に、時間をかけて育てていく――神戸本社・工場の“リサイクル”のコンセプトは、いかにも岩田さんらしい選択でした。■ロック・フィールド 神戸ヘッドオフィス神戸市東灘区魚崎浜町15−2■ロック・フィールド神戸ヘッドオフィス六甲アイランド阪神高速5号湾岸線魚崎浜IC住吉浜IC17

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