KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年4月号
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芦屋市立公民館冬の公民館講座「芦屋で暮らした人々」で福嶋忠嗣氏が講演2月15日、芦屋市立公民館にて冬の公民館講座「芦屋で暮らした人々」の第2回が開催、芦屋洋館建築研究会代表で建築家の福嶋忠嗣氏が「芦屋の和洋館よとわに」と題し講演した。福嶋氏はまずプロフィールを紹介。父や祖父の代にまで遡り、自身と芦屋との関わりや建築家としての原点などを語った。神戸大学で西洋建築を専攻した福嶋氏は芦屋の洋館に着目、調査を重ねて行政にも認められ、芦屋の建築資源に関する広報ビデオも監修したが、会場では阪神・淡路大震災前の芦屋の姿を映したその映像と、その続編、震災後の映像を放映、参加者は食い入るように視聴した。これらの映像に登場した洋館に関し詳しい解説と補足のみならず、取り壊した洋館の窓格子の実物、洋館文化の原点となったウィリアム・モリスのエンブレムなども提示し、多角的なアプローチで芦屋の洋館やまちづくりの思想、保存の課題を語るだけでなく、芦屋市政80周年企画についても触れ、参加者は熱心に耳を傾けた。1321.福嶋忠嗣氏 2.来場者は熱心に見入った 3.洋館文化の原点となったウィリアム・モリスのエンブレム「芦屋の和洋館よ とわに」本体 2,000円(税別)出版社 澪標 発行日 2015年8月21日お問い合わせ先 matsumura@miotsukushi.co.jp

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