KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年4月号
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この記念すべき年を同窓生皆で祝い、『誇り高し我々の絆』を再確認して、未来へ繋げていく」をスローガンにしています。時代の変化のスピードが激しく凄まじいこれからも、平生イズムを受け継いでいける学校、同窓会であってほしい欲しいと願っています。生した1923年に創部され、「テニスだけ強ければ良い」のではなく、平生釟三郎先生のお言葉の『徳、体、知』に優れた人材の育成を目標としています。私は大学4年間のほとんどをテニスコートで過ごしましたが、諸先生諸先輩のお蔭で「自ら考える、意欲を持って学ぶ、品格とマナーを身につける」ということが出来たと感謝しています。就職した繊維メーカーでは繊維業界の衰退で、難しい状況もありましたが、前向きに取り組む姿勢を忘れず終える事ができました。これもひとえに学生時代に人としての生き方を学ぶことができたお陰です。甲南大学同窓会は会員が現在10万人、一人でも多くの卒業生に同窓会活動に参加して頂く為に積極的な活動をしており、昨年10月に開催された「オール甲南の集い」には千名以上の同窓生、ご家族、ご友人にお集まり頂き、また各地甲南会での催しへの参加人数も年々増え絆を深めています。また2019年度は「学園創立100周年を迎えるにあたり、からず出会うことができ、良い刺激を受けまして卒業生であることに感謝しております。現在私は公益財団法人樫山奨学財団という財団で奨学金支援とアジア関係の書物への褒賞事業に携わっています。日々雑務に追われ、残念ながら「世界に通用する淑女」には全くなれておりませんが、平生先生の「教育が日本を作る」という信念を励みに今後も頑張って行きたいと思います。100年経ってますます輝きを増す平生先生を改めて深く尊敬いたします。『誇り高し我々の絆』を未来へ甲南学園同窓会 甲南大学同窓会事務局長(昭和49年甲南大学経営学部卒業)瀧川 俊治さん甲南大学でテニスをする夢がかなった1970年の入学式は今でも忘れられません。甲南硬式庭球部は、旧制高校が誕50

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