KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年2月号
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技術指導講習会は日本国内にとどまらず海外でも―美容師としてお仕事されていた山﨑さんが、いつ、なぜ、「BOLANGE」オープンに至ったのですか。「誰もやっていないことで一番になろう」。自分が最も好きで最も楽しいと思えることで、お客さまに喜んでもらえることを考えたとき、ヘッドスパだと気づきました。そしてある時、「これだ!」という技術が自分の中に浮かんできたのです。ヘッドスパの可能性に賭けて、勤めていた美容室を辞め、「BOLANGE」を開きました。まだヘッドスパを専門にしている男性美容師はいなかった5年前、大きな決断でしたが、それが良かったと思っています。―ヘッドスパとは?元々は頭を癒すというインドのアーユルベーダを源流として、スリランカ、バリへと伝わり、日本でメーカーさんや美容師たちの手でブラッシュアップされ、ヘッドスパと呼ばれるようになりました。ですからメイド・イン・ジャパン。でも僕自身の中では、もっとロジカルにできるのではないか?という思いがありました。―そこから山﨑さん独自のヘッドスパが生まれたのですね。皆さんは、毛穴を綺麗にして髪の毛を綺麗にして、ちょっと贅沢な気分になるものと思っておられるでしょうね。その先にできることは何か?まず、図鑑を広げ「頭の筋肉はこうなっているのか!」というところから勉強しながら(笑)、美容師としての経験を生かしながら、試行錯誤。誰かに教えてもらえるジャンルではなかったので、お客様からの意見も頂きながら、幸いお客様に各分野のお医者様も多く、考え方を確認しながら、美容、リラクゼーション、そして健康、この三つを一気に叶えることができるスペシャルなトリートメントに至りました。―実際にどういうトリートメントを作り出されたのですか。45

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