KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年2月号
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ようです。もちろん仏事のみならず、披露宴などの華やかな席でつけていただいても全く問題ないですし、カジュアルな普段のファッションアイテムの一つとしても楽しんでいただくのもおすすめ。黒真珠には様々な色があり、ブラック系、シルバー系、ダークグリーン系、ピーコック系と各々の色で呼び方も変わります。ピーコック(孔雀)カラーと呼ばれるように、クジャクの羽のようにグリーンや赤味が現れるほど評価は高くなります。若い人からはシルバーなどのメタリックな輝きを放つものや、白の真珠&黒の真珠のコントラストで互いに引き立てあうデザインも人気です。私自身も大学生ぐらいまでは、真珠は地味なイメージで物足りなく感じていましたが、30歳をこえて、主張をしない良さがわかってきたように思います。真珠の魅力が似合う年齢になったということでしょうか(笑)。―現在は、弟さんもお父様の事業を手伝われています。麻弥子さんは社内でどのような役目を果たされているのですか?女性ならではの視線でビジネスサポートしています。買付けやマーケティングは父や弟がビジネス的手法を駆使して実施しますので、私は女性がどんなシーンでパールをつけたいか、日常生活や晴れの世界でのパールの位置づけなどの意見を伝えています。―ご自身のブランドも立ちあげられたとか。はい、自分が身につけたいと思うシンプルなパールジュエリーのデザインを数年前より手がけるようになり、「一粒のパールの神秘的な美しさを伝えたい」という思いを込めて、2016年、自身のブランド “MAAYA ”を立ち上げました。ブランド名の MAAYAはサンスクリット語のMAYAと、私の名前の麻弥を掛け合わせたもの。私の名前は3月生まれだったので弥生の弥と、父の名前の一文字をとったと聞いていますが、MAYAは幻想の世界を作る神などの力という意味も持ち、外国の方にも読みやすく、覚えてもらいやすいブランド名になったのではないかなと思います。―“MAAYA”のデザインの特徴を教えてください。身近にトライしやすいリングやピアスを中心にデザインして34

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