KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年2月号
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Q.ハマっているグルメや気になるお店はありますか。A.3月に京都にオープンする「LURRA。」というお店です。デンマークの「NOMA」出身のシェフ、JACOBと、世界各国で経験を積んだ日本人ソムリエ、食材や食器などお店のこだわりを紹介する日本人コミュニケーターの3人がコラボし、全く新しい料理を京都から世界へ発信。開店前の試験営業に何度かお邪魔したのですが、既存のレストランにはない日本の食材を活用した新しいアプローチに心が躍りました。三好さんからの質問コーナーキラと湧いて出てくる。どんな新しいハッピーをアカリさんがうみだしてくれるのか、とても楽しみにしています。ルは大切な要素ですものね。金髪になられましたが(笑)、以前より穏やかな印象に変わられたように思います。2015年よりご自身のブランド「by akari」も立ち上げて今、ノリにのっておられますよね。約10年前、雑誌『RSVP』のイギリスのカップケーキ特集に触発され、大阪、東京のカップケーキ店を巡ってリサーチしたレポートを、(株)ポトマックの金指社長に手紙として送り、どこにもないメッセージを伝えるスイーツを作りたいと切々と訴えたんです。そこからご縁があって、同社の仕事をお手伝いさせていただくことになったこともあり、独立するきっかけとなりました。わざわざ説明をしなくても、自然と人が笑顔になって会話が弾み幸せな気持ちになる時間と空間を創りたくて、紙という素材に出会いました。既製品ではなく、自由にデザインできるペーパーアイテムは、テーマカラーやオリジナリティを表現でき、また紙ならではの優しい質感がデコラティブになりすぎず、どんな空間にも活用できました。もっと面白いもの、特別なものを創りたくて、ダンボールという素材に出会い、ますます表現の世界が広がりました。…今後の展開はどのようにお考えですか。ここ最近、商業ベースで大きな空間のプロデュースをさせていただきました。今年は紙を活用したミニマムな世界に挑戦したいと考えています。小さな空間にサイズダウンした分、内容を濃縮して、実写化などテクニック的にも昇華させて新しい何かを生み出していければと。久しぶりにワクワクしたチャレンジ意欲にあふれているんですよ。私は専門の教育を受けたデザイナーでもアーティストでもない、だから固定概念がありません。これをしたらダメとか、出来ないとか思わないのがラッキー、何でもやっちゃえ!というのが私の強みかなと思っています。…アカリさんは常に前向きに成長し続けている、楽天家さんです。もちろん褒め言葉ですよ!キラキラと輝く金髪美人にふさわしく、アイデアがキラ2016年夏休みには岐阜県「美濃和紙の里会館」にて『紙の森 The Paper Forest - Kirittaiとコイケアカリの世界』をトータルプロデュース。白いダンボールと美しい和紙で彩られた紙の森の世界に、子供から大人まで一万人以上が来場し、感動の時を過ごした。29

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