KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年2月号
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冒頭のあいさつで井戸敏三知事は、多くの災害が起きた2018年を振り返り、日頃からの備えの大切さを訴え、阪神・淡路大震災から24年を迎えるにあたり、経験を「忘れない、伝える、生かす、備える」決意を改めて語りました。さらに、兵庫の県政が始まって150年という節目の年、東京一極集中は止まらない状況だが、地方分権社会の確立が求められ、地方が自立できる経済構造が必要。五国からなる多様性を生かし、質の高い生活と先端的なイノベーション、交流を重視しながら、すこやか兵庫を目指そうと話しました。続いて安藤忠雄さんの講演は、いつもと変わらない“歯に衣着せぬ安藤節”で聴く人たちに、100歳まで豊かに生きる勇気と知恵を与えてくれました。内容の一部をご紹介します。日本は本当に豊かな国なのか?日本は経済大国で、今も企業の利益は上がっているといわれています。しかし全てが東京一極集中で、企業は内部留保ばかり 新生兵庫 講演会「100歳まで いかに豊かに生きるか」 建築家・安藤忠雄さんが語る 2018年11月15日、新生兵庫をつくる会を発起人とする講演会が神戸国際会館・こくさいホールで開催されました。会場には来賓をはじめ、講演を聴こうと多くの人たちが集まりました。18

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