KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2019年1月号
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Q.ハマっているグルメや気になるお店はありますか。A.神戸は農村部が近い!生産地に足を運びおいしい野菜を買って近所の人たちとBBQやお鍋をするのにはまっています。これからの季節はお鍋の〆に井上農園の「丹穂めん」がかかせません。三好さんからの質問コーナー産者をご紹介したりすることで、神戸、日本、さらには世界的基準で、世界の仲間と手をつなげていければと考えています。一人ひとりができることを少しづつ実行することで社会は変わると思います。…オーガニックについて興味を持ち、持続可能な社会について考える。福井さんがそのきっかけの種を蒔かれ、あちこちで咲いて、参加者の輪が大きくなっていくことに期待しています。にオーガニックであると。高齢化が進み、労働生産人口が減っていく中、障がいのある方々の活躍は持続可能な社会に有効だと思います。耕し方や働き方以外に、私たちの食生活に欠かせない買い方も含まれています。農家さんは野菜をつくるだけではなく、防災や治安、景観保持、環境保全など、多面的な機能を担っています。しかし、その役割への対価は農作物の料金にのせられていません。農業をする人が減っていなくなれば、税金で補填する必要も出てきます。持続可能な暮らしに自分たちがどのようにつながっているのかを真剣に考える時が来ているのです。三好先生も共感くださり、自分ごととして考える仕組みに取り組んでいただいています。…農家さんの作付から関わり、採れ高に関係せず買い取る契約を交わし、料理サロンの生徒さんたちに協力いただいています。昨今、自然災害も多くなってきていますし、責任を分担することにもなります。「オーガニックな生態系」に向けて私たちができることは小さなことかもしれませんが、その積み重ねが大きな一歩となり、社会を前へ動かす力へとつながっていければいいなと思います。本物の価値をきちんと説明して売り、本物を適正価格で買うということをカタチにするのが私の役目。現在、日本ではオリンピック・パラリンピック開催に向けて、有機/オーガニックへの注目が集まっています。有機JAS認証制度ではレストランのオーガニック認証も農水省がパブリックコメントを集めています。また最近は大手企業さんを中心に国連で制定された持続可能な開発目標(SDGs)を達成しようという動きが浸透するなど、少しずつですが前へ進んでいる実感があります。これからも持続可能な小さなモデルを自分で実行し、チャレンジしたい方々に情報を提供したり、生兵庫県丹波市『井上農園』にて丹波発の米粉めん『丹穂めん』35

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