KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年12月号
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めて聴きに行ったライブで「僕はピアニストになる」と楽屋まで会いに行きました。「高校を卒業したら小曽根さんと同じバークリー音楽大学に留学したい」と話したところ、ここで父は大激怒。「まずは東大へ行け」と。息子がプロミュージシャンになるという想定など全くなかったのでしょうね。今は両親とも応援してくれています。―東大に入り、ちゃんと4年間で卒業もされたのですか。浪人はしたくない、すぐに音楽活動を始めたいと思っていましたので。小曽根さんへの憧れもあり、ジャズ研に入ったり、ジャズクラブでセッションをしたりしてこの時期、かなり真剣にジャズ修行をしました。4年生ころにはもう「ソノダバンド」でデビューしていましたし、藤井フミヤさんやゴスペラーズのバックキーボーディストの仕事も頂けるようになり、2年間は休学しています。本当にプロとしてやっていけるのか見極めようという気持ちもありました。39

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