KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年12月号
31/55

…みりさんとは、フェリシモのおうちレッスン『ミニツク』のプログラム「おうちでおまつり気分 世界のごはんプログラム」が初仕事。その後、「もーっとチョコレートライフ!一年中チョコを楽しむプログラム」と続き、約2年間、2ヶ月に1回はお目にかかっていましたね。超レアな世界の家庭料理やチョコデザートを自宅で再現するレッスンプログラムで、三好先生には毎月のテーマとなる国のイメージに合わせて「ブータンのバター茶」「アルメニアのラマジュン」「ハイジのチョコレート」など、日本の食材で簡単に作れるレシピを監修いただきました。チョコの買い付けで色々な国に出向いていた私は出る幕なし(笑)、素晴らしく完成度の高い楽しいお仕事でした。…チョコのプログラムは、冬のイメージがあるチョコを夏場も含め一年間どっぷり楽しもうという、チョコ愛が半端ない、みりさんらしい企画ですね。世の中に色々な食べ物があるなか、チョコほど老若男女みんなが好きで、楽しめるものってないと思います。今、世界中でチョコブームが沸き起こっています。ここ数年はカカオが主役のビーントゥバーがトレンド。スーパーフードのローチョコや乳酸菌入りオーガニックチョコも話題を集めています。そんななか、私が次に来ると注目するのはミルクチョコ。世界的にビター人気ですが、良質なナッツミルクを加えたチョコは本当に美味しいんですよ。…カカオだけだと、口当たりがボソボソして万人ウケは難しいんですよ。チョコは美味しく♪幸せになれるものでないと!今は世界のトレンドが入手できる情報社会となりましたが、私が1999年にフェリシモでチョコの仕事を始めた頃は本もなく、インターネットの環境もまだ整っておらず大変でした。お手本もない世界で、“チョコを先生”に突き進んできました。今では食べるだけで生産国がわかる“利きチョコ”も得意技となりました。…“利きチョコ(笑)”ってすごいですね。多くのチョコと接するなか、フェリシモで紹介するチョコの基準は?情報過多な現代ではファストファッションのように同じようなチョコがあふれています。そのため世界で一番ニッチなチョコを求め、世界のローカルへ足を運ぶようになりました。通販ゆえ日31

元のページ  ../index.html#31

このブックを見る