KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年11月号
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ンスを除き、北欧勢が強いですね。国家予算をつけて、国をあげて応援していますから(笑)。そういう意味でも、今回はぜひ世界一を狙って、日本でも大会に注目してもらいたい。そのためには二位でも三位でもない、二等辺三角形の頂点、世界一になるしかないと頭にたたきこんでいます。大会では味、盛り付け、提供温度、地域特色、技術、…アジア地区予選では2位以下に圧倒的な差をつけて優勝された髙山さんへの日本のフランス料理界の期待も相当、大きいですね。期待が大きい分、プレッシャーも大きいです(笑)。ただ今までの経験を活かして、素直に、思う存分、戦えればなと。私たち料理人は表現者=伝える側ですが、それを受け止める、食べ手の気持ちを考えなければ、伝えたいことも伝わりません。相手の考えを想像し、そこに感謝の気持ちを持って作れば大丈夫、本選で出す料理にはきっと皆が驚く自信があります。「ボキューズ・ドール」での優勝は人生を大きく変えるチャンス。日本の力、ここにあり!と世界に見せつけるべく、全力で頑張りたいと思います。…人生を大きく変えるチャンスを美味しい料理で実現することがすごいですね。料理は食べるとなくなってしまいますが、美味しいものは記衛生などを100点満点で審査されるのですが、今回は2回目ということもあり、評価方法の攻略ノウハウが頭にすべて入っています。短い時間で沢山の料理をジャッジする審査員の印象に残るインパクトや盛り付け、味はもちろんフランス料理を志し、そこに日本らしさの表現を加えなければなりません。芦屋川のほとり、芦屋市平田町の静かな住宅街に佇む「メゾン・ド・タカ芦屋」24

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