KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年10月号
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話なんですが(笑)。メンズスカートの比較サイトは大人気になったのですが市場が小さ過ぎ…、成果はスコットランド政府からメンズスカート普及の感謝状を頂いたこと。日本のアパレルをベトナムで販売するサイトはバカ売れしたのですが、在庫もどんどん増え、1億円の赤字。そんな折、日本の事業担当役員が取引先と一緒に独立。半年かけて計画していたと知って悔しくて、1カ月は恨みに恨み…。36歳にして独りぼっち。恨んでも仕方ない、自分が変わらないとどうにもならないと気づきました。夢を忘れ、お金儲けしか考えられなくなっていた3年半なぜ、こうなってしまったのか?まず誰にでも分かる通り、単にお金儲けに目移りしていた。最初は夢があったはずなのに、いつかお金が無くなることが怖くて、お金儲けしか考えられなくなっていた。私がちゃんと夢をもっていれば独立した役員たちも付いて来てくれていたかも知れません。自分の強みに特化し、その先に夢を描かなくては、人を引っ張っていくことなどできません。さらに、ひとつに集中しなかった。起業家あるあるですが、売れなくなることが不安でいろいろなビジネスを同時に始めてしまいます。そして、インターネットで会員登録するような仕組みを全くもっていなかった。その上、金融の知識のない私は、自分一人100%オーナーで会社をやっていました。3年半で気づいたのは、社会はいろいろな成功者が先にいて地層のように積み重なってできている。そこへ一人で行っても入って行けないということ。投資を受けるということは、そういった先輩方の経済圏に入っていくためのチケットだと理解しました。そこで投資を受ける形でもう一度ビジネスをやろうと考えました。初めて知った、「ありがとう」と言ってもらえる嬉しさ2010年12月、1カ月間自宅にこもり、預金通帳に残った3千万を見ているとすごく寂しくなって、「こんな人生イヤだな」などと思っていると呼び鈴が鳴り、届いたのが過去に取引した上場会社のお歳暮。めちゃくちゃ嬉しかったんです。誰かに覚えていてもらえるって、こんなに嬉しいことなんだ!3年半、2012年、クラウドワークス創業時の株主や立ち上げメンバーが集う46
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