KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年10月号
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事業に興味をもち始めました。しかし会社のつくり方を全く知らなかったので、大前研一さんのスクールに入り、ライブドアの堀江貴文さん、ケンコーコムの後藤玄利さん、孫泰蔵さんなどにお会いし、インターネットビジネスという新しい世界が立ち上がっていることを知りました。IT業界に入ることを決意し、学生が起業したドリコムの営業担当役員として迎えられ、2006年に東証マザーズ上場を経験しました。儲け話に次々飛び付き、挙句の果てに36歳、独りぼっち「自分ならもっとうまくやれるんじゃないか?」と考え、07年に株式会社ZゾーイOOEEをつくったものの、営業しか知らないのに、売るものが何もない。お金が減る一方の毎日で、声がかかったら何でもかんでもやってみました。上海森ビル地下のワイン倉庫を使うビジネスに投資し、ライセンスも契約も取れず撤退。ペットボトルのキャップに付けるフランスのハーブ輸入ビジネス、かなり怪しい(笑)、輸入代行の経験もなく、取引成立せず。F1グッズ販売を一括で引き受ける新会社設立、さらに怪しい(笑)。これは数年かけた大規模詐欺だと分かり、学んだのは「本物の詐欺師は決して失踪せず、連絡を取ると『頑張っているんだけど…』と言い訳する。だから詐欺罪は成立しない」。懲りずに、ルイ・ヴィトンの子孫が立ち上げたワインブランドのチョコレート販売の権利ビジネス、続いて、ドバイへ5千人のバングラデッシュ人とベトナム人を派遣する、マレーシアで土地を買って国をつくる。山のてっぺんに連れて行かれ、「おまえの国だ」と言われ、渡された契約書がマレー語で読めない。「これは危ないぞ」と、行く前に気づけよって㈱ZOOEE(ゾーイ)では、ベトナムで日本のアパレルを販売2007年、㈱ZOOEE(ゾーイ)を設立した当時、オフィスに窓はなく机は2つ45
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