KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年10月号
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六甲学院生だった私と、約25年後、今の私中高6年間、最下位の成績で進級会議にもかけられる地獄のような日々を送っていました。時には授業を抜け出し、ゲームセンターに入り浸り、先生に見つかって便所掃除をさせられ、夏休みの宿題はとうとう出さず等々、六甲生にはあるまじき酷いものでした。「自分に生きている意味があるのかな」と考え過ごした約25年後、日本ベンチャー大賞で安倍晋三首相から表彰いただいたり、〝第二のソフトバンク〟として日経新聞に取り上げていただいたり、孫正義さん、ジャック・マーさんと並び講演させていただいたり、そんな今を生きています。商売も文化もない新興住宅街のサラリーマンの親の下に育った私ですが、2度目の起業で東証マザーズに上場し、小学生のころにはいじめを受け離人感を強くもっていた私ですが、今は多くの仲間に囲まれて日々新しいチャレンジをさせてもらい、「幸せだなあ」と感じています。そして、成績最下位だった私にOB会から講演の依頼がきたのです。何が起こるか分からない。成績最下位の現役生もぜひ頑張ってくださいね(笑)。脳の可塑性と不確実性の許容なぜ、ここまで来ることがで8月11日、六甲学院中学校・高等学校のOB会「六甲伯友会」主催の「六甲大祭り」で基調講演を行った43

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