KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年10月号
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話を伺っているのですが。神戸市など行政は、いろいろ多方面に手を打っていらっしゃいますよね。ウォーターフロント、駅前、あと長田、湊川など…、私ごときが何も言うことはない私ごときが何も言うことはないですが、ただ、多角的にするのですが、ただ、多角的にするのも必要ですが、施策の「集中とも必要ですが、施策の「集中と選択」も必要かなと思います。選択」も必要かなと思います。極端な例で言うと、ハワイは自極端な例で言うと、ハワイは自分たちが観光都市であるということを分かっているから地元のことを分かっているから地元の人たちは必然的にやることが分かってくる。自分の町はこういう町ですよ、というのを分かっている町と、分かっていない町では全然違います。一つの企業体としても、そのアイデンティティを社員が分かっているのと分かっていないのとでは、そのパワーが違う。一時期、神戸市は「デザイン都市」と言っていましたが、一般の方にはちょっと分かりづらかった気がします。一つ分かりやすく、市民を巻き込む何かが必要なんじゃないですかね。例えば「ケーキの街」というなら世界最強のケーキ都市にすべきだと思います。世界から神戸にパティシエが集まってくるように目的がはっきりしているような。今は何でもある時代ですから、ずば抜けてぶっ飛んだモノも必要かもしれません。だから「集中と選択」が重要です。何かに集中する、何かを選択することをした方がいい。世界に一つだけ、というものを。金指さんの遊び心とアイディアがワクワクする空間づくりの源。「サナギ 新宿」は日本・アジアの屋台村をイメージしている31

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