KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年10月号
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何かに集中する、何かを選択することをした方がいい1995年に神戸を襲った阪神・淡路大震災。当時、株式会社 ポトマックが運営する「トゥーストゥース」は1店舗から再スタートした。震災から20数年をへて、現在では全国に86店舗を展開するまでに成長した。8月には〝スヌーピー〟の世界観を楽しめるデザインホテル「ピーナッツ ホテル」をオープンし、大きな注目をあびた。常にそのアイディアと動向が注目される金指光司さんにお話を伺った。“モノ”だけでなく“コト”を売る―8月に北野に、「ピーナッツ ホテル」をオープンされましたが、これはなぜ首都圏でなく神戸だったのでしょう?それは、神戸を愛しているからです(笑)、神戸でなくてどこでやるんでしょう。縁やタイミングもありますが、東京でやるとたくさんの情報に埋もれてしまい、すると一番になりにくいんです。神戸はその点競争が少ないですから。あとは、先日オープンされたファミリア本店の例もそうですが、ファミリアという神戸の老舗ブランドが、今の時代にブラッシュアップされたもので、“モノ”だけ金指 光司(かなさし こうじ)1963年、神戸市生まれ。1986年、神戸・元町のトアウエストに「トゥーストゥース」を創業。人々の欲求と好奇心をくすぐる感覚で、時代の半歩先を見据え、一つのブランドに固執せず、多彩なカフェ・レストランブランドを誕生させた。神戸・大阪・首都圏に86店舗を構える。今年8月にはスヌーピーの世界観をテーマにした「ピーナッツ ホテル」をオープンさせた金指 光司 さん 株式会社 ポトマック 代表取締役28

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