KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年9月号
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─神戸の人たちに一度ぜひ喜楽館へ来てもらいたいですね。仁智 神戸は僕にとってもネタおろしをして自信をつけさせていただいた街で、好きな場所なんですよ。そういうところに定席寄席ができて、これからが本当に楽しみです。神戸の方々はもちろん、大阪の繁昌亭にはちょっと遠いという神戸の西の方や北の方にもお越しいただきたいですね。喜楽館には神戸「スポーツ観戦が好き。朝は大リーグから始まります」のお客様が醸す神戸の寄席の雰囲気がどんどんできてくるでしょう。また、喜楽館に出ていた若い噺家が成長し活躍するようになると思うので、そういう〝原石〟を探すという楽しみもあります。ですから一度とは言わず、何度も足を運んでいただけるように、上方落語協会一同努力いたしますので、温かい眼で見守っていただければと思います。どうぞ喜楽館をよろしくお願いいたします。笑福亭 仁智(しょうふくてい じんち)1952年8月12日、大阪府羽曳野市生まれ。1971年、笑福亭仁鶴に入門(筆頭弟子)。1981年、桂三枝(現・六代文枝)師の誘いを受け、「第4回 創作落語の会」で初の新作「スタディ ベースボール」を口演。以降、新作を作り続け、現在、自作の落語は100本を超える。1995年、若手新作派の育成もかね、新作落語道場「笑いのタニマチ」をスタート。その会も昨年20周年を迎え、記念公演にて文化庁芸術祭優秀賞を受賞31
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