KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年8月号
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21世紀型の国際都市の在り方だと思います。企業の持続的成長のために、常に新しいことにチャレンジ高井 創立50周年を迎えたシスメックスの今後10年、20年、そして100年企業に向けての抱負は。家次 医療の世界は次々と新しいものが開発され、ゲノム医療が登場するなど、概念も全く変わってきています。今、日本で大きな問題のひとつになっている認知症も新しい治療薬の開発にどこも必死で取り組んでいます。これからは昔と同じことをやっていてはダメです。企業も、猛スピードで変わる環境に適応しながらビジネスモデルを変えて、先を読みながら新しいことにチャレンジしていくことが重要です。「名は体を表さない企業」になることも厭わない。それが企業の持続的成長につながります。 地球レベルでは人口は増え、先進国では高齢化が進み、元気で長生きを誰もが望んでいます。ヘルスケアの需要はますます高まりビジネスとしてマーケットは広がると考えられます。シスメックスは皆さんのお役に立てる良い事業ドメインにいると思っています。高井 シスメックスさんのさらなる発展に期待しております。家次 100年企業になるまでは私も生きていないでしょうけどね(笑)。これからは若くて新しい企業や人材がもっと成長してこなくてはいけませんね。そのための力になることも今後の役目だと考えています。7月4日、シスメックス株式会社本社にて検査用試薬の開発もおこなう全自動尿中有形成分分析装置(UF-5000)多項目自動血球分析装置(XN-9100)45
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