KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年8月号
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バイオ診断薬の開発が主で、西区のテクノパークに研究開発拠点を置いています。高井ユニークで素晴らしい施設ですね。家次1986年に西神工業団地に造った開発棟の規模を約4倍に広げ、2008年のシスメックス40周年時に研究開発拠点テクノパークとして開設しました。若い人が日本文化に触れられるように茶室や日本庭園をつくり、芸術性の高いオブジェや絵画も置いています。文化がないところにサイエンスは生まれません。クリエイティビティーは、狭いところで集中して考えたからといって生まれるものではなく、いろいろなものに触れて啓発されながら育つものです。高井反響はいかがでしたか。家次最初は「なんて贅沢なものつくったんだ?」という反響でしたね(笑)。でも、環境が人をつくります。海外の大きな企業テクノパーク内にあるシンボルモニュメント。4つの球体は、「先進性」「革新性」「調和」「融合」を表す40

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