KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年8月号
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1985年に編成された「モダンタイムス・ビッグバンド」。当時のメンバーは今も現役で活躍中―モダンタイムス・ビッグバンドはどういう経緯で発足したのですか。 日下雄介さんと私は、あちこちで顔を合わせる音楽仲間でした。私が、元町のライブハウスでソロピアノを弾いたときに、一人ではつまらないから日下さんに「サックス吹いてよ」と頼んだんです。そうしたら他のプレーヤーも集まってきて、6人で「じゃあ、みんなでやろうか」ということになり小規模編成で演奏したのが始まりです。当初のメンバーは今もみんな元気ですよ、もう年寄りですけどね(笑)。―その後、1985年にビッグバンドを編成したのですね。 だんだんメンバーが集まってきたので「モダンタイムス・ビッグバンド」を立ち上げました。演奏するのはずっと、カウント・べイシー、デューク・エリントン、少し時代をさかのぼってベニー・グッドマン、トミー・ドーシーなどに代表されるビッグバンドジャズです。1935年にラジオ放送が開始され、音楽が一気に幅広く広まったアメリカの一番いい時代の音楽です。―神戸のジャズは、どんなジャズですか。 流行にとらわれることなく、自分たちの音楽を演奏しよう!というのが神戸のジャズ41

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