KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年8月号
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楽しみにしていた親子の共演―今年はお父様のいないステージになってしまいましたね。真 毎年、「小曽根実追悼にならんでよかったなあ」などと冗談を言っていたのですが、とうとう卒業していってしまいました。親父にとってこのコンサートは生きがいでした。ミュージシャンは演奏しているときが一番のしあわせです。そのために啓が毎年、親父の傍でけんかもしながら企画をしてくれていました。―今回の企画はお父様も知っておられたのですか。真 中川喜弘・英二郎親子と小曽根親子の共演を啓が提案してくれて、親父も「いいアイデアだからやりたい」と言っていました。去年の秋ごろかな。啓 兄は東京で共演した経験があったので、ぜひ神戸でも実現したいと話したところ、二つ返事で賛成してくれて、親父も楽し実さんの作った曲が会場を包み込む32
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