KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年6月号
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やるんです。テーブルクロスを広げ、椅子を並べ、仕出し弁当を配り、終わったら片付けて…こうやって世話をしているのが地元の有力者なのです。非常に感銘を受けました。片山 私も全く同じように感じました。私が所属する大阪東も大規模ですからホテルで例会を開いています。ところが郊外へ行くと商工会議所や農業会館などを借り、手づくりの例会を開き、親睦も奉仕活動も非常に熱心に取り組んでおられます。ところが残念なことに会員は減少しています。今後どうやって活性化していけばいいのか考えていかなくてはいけないと感じました。瀧川 地元との結びつきが非常に強く、ロータリーのもうひとつの原点を見るような気がしました。正直、当初は「遠いなあ」などと思いながら出向いていたのですが(笑)、次第に「次はどんな例会だろう」と楽しみになってきました。どちらが本当のロータリーの姿なのだろうかと考えさせられ、ロータリー観が変片山 勉(かたやま つとむ)1944年生まれ。1967年、甲南大学経済学部卒業。同年、同光貿易株式会社(現・㈱DOKO)入社。1970年、紀伊産業株式会社入社。取締役・代表取締役社長を経て、2016年に取締役会長に就任、現在に至る。また、1997年より学校法人甲南学園理事。1994年、大阪東ロータリークラブ入会。副会長、会長エレクトを経て2006-07年度の会長を務めた第2660地区は、大阪府北部にある82クラブで組織されている44

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