KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年6月号
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トを計画中だとか。ここではほかにも食やローカルをテーマにしたワークショップやイベントなども開催され、コミュニティ拠点としての役割も担っている。 多品目で高品質の産品に恵まれた地産地消スタイルは、神戸市民の特権でもある。そんなライフスタイルに、この店は欠かせない存在になるだろう。まだオープンして間もないが、ファーマーズマーケットからの常連さんをはじめ、地元の人の来店が多いという。そもそもこのあたり、北野や山本通は神戸で最も古い住宅地のひとつでもあり、観光地でありながら生活の場でもあるのだ。その割にお店が少なく買い物に不便だったこの地に、新鮮な野菜が手に入るショップができたというのもマーケティング的に大きなインパクトだったに違いない。 一方で週末は観光客や散策がてらの来店が多いという。よく知られているお土産とは違った神戸ものが手に入るし、神戸の美味も味わえるから、旅人も嬉しい。神戸産品というこれまであまり知られていなかったこの街の魅力を伝えるという意味でも、ここは大きな期待を背負っているのだ。イートイン・スペース(1F)34

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