KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年6月号
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下山手店オーナーの鴻本志華さん。本店で28年間、料理の腕を磨いたベトナム焼き飯。蒸した餅米を使うチャーハンミェトン(さとうきびのえび包み揚げ)。サクサクに揚がったエビ団子の串は甘いさとうきびご紹介したい神戸らしいお店のひとつが「鴻華園」です。広東料理をベースにした優しい中華と日本人の口に合うよう工夫されたベトナム料理の両方欲張りに楽しめます。ご家族で営んでおられ、息子さんが5年前に独立してオープンした下山手店も、伝統の味を受け継いでおられます。私が初めて鴻華園に伺ったのは40年近く前のことだったと思います。その時いただいた、カニの香草炒めの後、麺を入れて二通り味わう土鍋料理は今でも忘れられません。カニは「青蟹」といって、沖縄から取り寄せ水槽に入れ格別の甘味がある活けのものだけを使うのだとお聞きしました。春巻きは、米を粉にするところから始め、水で溶岡本典子さん【推薦人】Professeur de patisserie昔から変わらず楽しめる中華とベトナムの欲張りメニュー中華料理とベトナム料理鴻華園下山手店神戸のな店神戸のな店12

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