KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年5月号
46/55

今、改めて噛みしめる平生先生の言葉学校法人 甲南学園甲南小学校 甲南小学校・甲南幼稚園学園長兼校長祢津 芳信 (ねつ よしのぶ)さん画一主義的な教育に疑問をもつ―平生先生の教育への思いは? 明治・大正時代の日本は画一教育、お国のためになる人材を育てるという教育がなされていました。平生先生は、これに違和感をもっておられたそうです。仕事でイギリスに行った際に見たパブリックスクールの様子が心に残っておられたようですね。特にラグビーの「ノーサイド」の精神に感銘を受けたと聞いています。―甲南小学校設立につながった経緯は?平生釟三郎氏の教育理念を今に受け継ぐ甲南学園。幼稚園の設立は明治44年(1911)、その翌年に小学校が設立された。学園長兼校長の祢津芳信さんに、平生先生が残された多くの言葉に託された思いをお聞きした。今も神戸に生きる 平生釟三郎の精神兵庫県神戸市生まれ。1986年より学校法人甲南学園甲南小学校に勤務。2007年に副教頭に就任後、教頭、副校長を経て、2016年に学園長兼校長に就任。兵庫県私立総連合会監事、神戸市私立学校協会監事、兵庫県私立小学校連合会監事兼任48

元のページ  ../index.html#46

このブックを見る