KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年5月号
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の次世代経営者の会に入会し、市長に会ったりして下関での活動をそこからスタートさせました。彼が突然、下関に帰っていたとしても、思いが強いばかりでこんな具体的な活動はできなかったでしょう。彼が行ったのは地方創生の一例です。「谷上プロジェクト」から、地方創生のひとつのプロジェクトが誕生したのです。 「谷上プロジェクト」は、谷上に移住者を増やすプロジェクトではありません。谷上で雇用を増やすものでもありません。でも、地方創生や農業改革や、教育改革などあらゆるプロジェクトが育つ土壌となることを目指しています。谷上には竹林が多くありますね。僕は、都会で芽が出なくても谷上ではタケノコが育つ、その谷上の竹林のようなプロジェクトを目指そうと考えています。5月に、谷上駅の構内にコラボレーションスペース『.me』(ドットミー)をオープンします。ここは、このプロジェクトに興味を持った方がはじめに来る場所。ミーティングスペース、バーカウンターなどがありますので、多くの方が交流できます。―山本さんの会社は、2009年に社員満足度第一位にも輝いた、社員の働きやすさを考えた企業でもあります。ぜひ、この「谷上プロジェクト」でも多くの力が集まって日本を元気にしていただきたいですね。『.me』イメージ35

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