KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年3月号
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在は多数のお客様に足を運んでいただけるようになりました。お喋りを楽しみながら…そんな洋服屋があってもいい マシンメイドのオーダーに特化しています。国内の縫製工場に依頼しテーラーキダ独自のラインにのせて、対応し切れない部分には自前の職人が手仕事を加えています。洋服は少なくとも1年に2度、夏冬に新調していただけるものですから、安定した商売を続けさせていただいています。 ニューヨークに駐在する方が上質で気品あふれる生地が揃う御影郡家にある「テーラーキダ」。御影と共に歩んできた半年に1回、日本に帰ってくる度に洋服を新調しに来られるなどという例もあるほどです。私はお喋りですから(笑)、いろいろお話ししながら要望をお聞きしたり、採寸したりしています。今どき、そんな洋服屋があってもいいんじゃないかなと思っています。もちろん、「そういうのは苦手や」というお客様に対しては、口にチャックして黙っていますよ(笑)。地域密着は実際に行動すること 私は子どもが好きで、地域のお世話をすることも好きです。趣味のサッカーのトレーニングを兼ねて毎朝走っていたのですが、16年前から、登校する子どもたちの様子を見て声をかけているうちに「おもしろいなあ」と思うようになり、春夏冬の休み期間以外はずっとパトロールに立つようになりました。当時は「変わった人やなあ」と言われましたが(笑)。「地域密着」と口で言うのは簡単ですが、実際に行動することが大切。御影界隈には積極的に行動している人が何人もおられます。これもこのエリアの特徴だと思いますね。33

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