KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年3月号
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つるまき農園 園長鶴巻 耕介 さん1984年東京生まれ。2014年に神戸の農村地域に移り住み、コミュニティを耕すの意を込めて「つるまき農園」という屋号で活動中。百の知恵と技を持つ現代版お百姓さんになるべく、複業に取り組む。住みます芸人山田スタジアム1976年生まれ、大阪府出身のお笑い芸人。ネタは野球のユニフォーム姿で披露。趣味・特技は、映画、スポーツ、プラモデル、ラジコン、野球、競馬、野球選手のものまね。詳しくは政府広報オンライン キャンペーンページへ。全47都道府県の「#どこで生きる」をご覧いただけます。ぼくもこの兵庫が大好きだ! 兵庫県といえば神戸市に多くスポットが当たりがちですが、広い県なんです。海があって山もあって島もあってお洒落な街もある。海と山があるということは食べ物が美味しいわけで、しかも街に行けば美味しいパン屋さんにケーキ屋さんもある。最強ですよね。それと、交通の便がいいんです。空港は三宮からポートライナーで18分、新神戸駅は三宮からひと駅です。移動が多い仕事の方には便利なところだと思います。便利ですが、三宮から30分も電車に乗ると西にも東にも北にも静かな住宅街があります。バランスがいいんです。 ぼくの住む尼崎は「the 下町」、昔からの人情があるところで、ダウンタウンを生んだ街でもあります。ぼくは阪神タイガースのユニフォームを着ているので、よく阪神ファンに声をかけられます。尼崎にはお寺が多く、「忍たま乱太郎」のモデルになったお寺もあるんですよ。春の武庫川の河川敷は桜がきれいです。ここでラジオ出演や地域イベントの司会などで地域を盛り上げていますが、芸人や市民を集め野球大会を開催したいですね!という仕事もしています。また、神戸の中小企業に長期インターン生として学生を斡旋するコーディネーターもしています。あとは自分の事業としてさつまいも農園ですね。バタバタですが、複業は百の技や知恵を持つ昔の「お百姓さん」に近いのかなと思います。パソコン仕事の翌日に現場や畑に出るとか、気分転換ができるので、以前と比べストレスも溜まりにくいです。守られている安心感がある。─ここだからできたことってありますか?鶴巻 昔の大名や庄屋さんが利用したとされる「淡河宿本陣跡」という古民家を、地域のメンバーで知恵を出しながら活用しています。─移り住んで良かったこと、困ったことは?鶴巻 東京ではお互い干渉しない環境で育ちましたが、ここはお互いが守り合い助け合う感覚があります。面倒でないと言えば嘘になりますが、都会にはない安心感があるのが良いですね。困ったことは特にないですけど、長男が今年小学校に入学するのですが、同級生が4人しかいなくて全員男の子なのがちょっとかわいそうかな(笑)…と。─それじゃ野球もできないですね(笑)。最後に、これからの夢を!鶴巻 干し芋の商品化です。昨年から実験的にやっていますが、品質はもちろん、パッケージにも力を入れていきたいです。目標を決めてもその通りにならない時代なので、時流に合わせてお金になる仕事を創造し、面白いことができたらいいですね!政府広報 どこで生きるhttps://www.gov-online.go.jp/cam/dokoiki/検索25

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