KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年3月号
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「進化」という伝統を纏う帽子株式会社マキシン代表取締役社長渡邊 百合 さん 帽子は顔に一番近いファッションアイテム。それひとつでコーディネートのバランスを操り、身につける人の格すら左右する不思議な力がある。 英・仏語のmaximum=最高から命名されたマキシンは、その名に恥じぬよう最上級の素材を用い、最高の技術を駆使した帽子づくりを続けることを使命としている。西洋から伝わった婦人帽づくりを横浜で学んだ渡邊利武氏が昭和15年(1940)に創業。ヨーロッパの模倣から脱却し日本人に合うモードを追究、さらに流行の半歩先を往く新しいものづくりに邁進してきた姿勢はまさに「守破離」、「進化する」ことがマキシンの伝統なのだ。 フランスで開催された世界的ハットコンテストでグランプリに輝いた経歴を持つモディストの大平千鶴子さんが創造した新しい帽子ひとすじ78年。 神戸トアロードを代表する老舗で、オリンピックや国際博覧会、企業の制帽も手がけるマキシン。今なお手作業を大切にしつつ、時代のウォンツを創造するものづくりで、淑女たちを魅了している。型から仕上げまで全て一人で創作するモディスト・ハットデザイナーの大平千鶴子さん。手作業で一つひとつ丁寧に作業を行う光沢感があり気品あふれる作品。伸縮性のある素材を使いファッションに合わせて自在にオシャレを楽しむことができるレクサスと日本のモノづくり ①18
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