KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年2月号
41/45
─マジックシェフのガス台、業務用オーブン、フランス製の器具など、プロ仕様の厨房でケーキレッスン、緑豊かなお庭を望むサロンでティータイム。教室で作ったケーキを丸ままお持ち帰りできるとか。 ホールケーキにナイフを入れるときってワクワクしますよね。お子様やご主人、お友達とシェアする喜びも楽しんでほしいと思いまして。季節の美味しさはもちろん、共に味わう人との会話をはずませる、ケーキにはそんな役割があると考えています。─教室開始以来40年、毎回新しいレシピを披露されていることに驚きます。百貨店やケーキ売り場では決して手に入らない唯一無二のケーキを作れることは嬉しいですね。 毎月フレッシュなケーキが提供出来るように あらゆるエッセンスを効かせます。私とお仕事を共にしてくれている仲間の意見も大きな助けです。ここ北野の教室以外に須磨区民センターでも開講しています。フランス菓子でありながら、簡易な設備でも楽しめるケーキをお教えしています。皆さんの笑顔がご褒美です。─岡本さんは日本のフランス菓子業界に多大な影響を与えたジャン・ミエのドゥニ・リュッフェル氏のお菓子講習会を受けられたり、生徒さんと共にパリへ出向き、オテル・ド・パリのキッチンでプライベートスクールを開かれたり。お菓子づくりに興味のある人からすると、夢のような経験を積んでおられます。 あくまでもフランス菓子の基本を大切に、手に入る素材で、いかにお洒落なバランスのとれたケーキに仕上がるかにこだわります。日本文化を取り入れ、ブレイクスルーすることもポイントです。柚子や甘酒、お干菓子を飾りに使ったり、とことんケーキと付き合いベストを尽くします。生徒さんが持ち帰って自慢できる!ケーキに仕上げるのが私のモットーです。─洋菓子の街・神戸ではお菓子を食べ慣れた人が多い。そんな価値のわかる人たちからも圧倒的な支持を受けている岡本さんの洋菓子教室。女性ファッション誌『25ans』にも関西を代表する人気サロンとして頻繁に登場されていました。「フランス菓子ってこんなに美味しいものだったのね」ということを、神戸に知らしめた一人者だと思います。伊藤 紀美子(いとう きみこ)田嶋株式会社 代表取締役社長神戸生まれ。95年より同社社長に就任。02~06年神商議女性会会長、07年から国際ビジネス委員長。16年、女性初で神戸商工会議所の副会頭に就任。田嶋株式会社/1899年、繊維を主体とした貿易商社としてスタート。会社創業110周年の2009年に美容&健康分野を新設。オリジナルブランドのスキンケア「PLUSUI(プラスイ)」を開発販売。同ブランドでナチュラルミネラルウオーターも販売41
元のページ