KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年2月号
23/45

SUSUMU KOYAMA'S CHOCOLOGY 2017 DISCOVERY~終わりなきカカオ探求の旅~し、必ず勝てるように準備し、取り組み、傾倒する。「それがたまたまお菓子であって、仮にうどん屋をやっていても面白いうどん屋になったと思いますよ」という話に思わず頷いてしまう。でも彼にしてみれば、自分に正直に生きているだけのようだ。そしてその生き方の結晶が「作品」として生みだされるのかもしれない。 「作品」~お菓子そのものはもちろん、コンセプト、パッケージ、お菓子の醸す場の雰囲気に至るまでのすべてが多くの人々を魅了し、何もなかった三田の郊外に行列を連ねさせ、今や押しも押されもせぬ全国区の人気店、いや、世界のPATISSIER eS KOYAMAへと羽ばたいた。 季節を愛でる京都のたおやかな文化に育まれた感性と鋭い味覚を武器に、フランスで最も権威あるショコラ愛好会「C.C.C.」のコンクールで2011年の初出品から7年連続で最高位を獲得。2013年からは「インターナショナル・チョコレート・アワーズ」にも出品し、2016年は世23

元のページ 

page 23

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です