KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年2月号
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ベール・ド・フージェールの美しきアンティーク家具その当時の貴族が庭園で寛ぐ様子が描かれています。陶板のまわりにはかわいいリボン模様がオルモルで飾られています希少価値の高いアンボイナ材やウォールナット材が全体に使用されており、象嵌部分にはサテンウッド材で細やかな模様が施されています。黒い部分はエボニー材で縁どられていますフランスのアンピール様式を取り入れたスフィンクスの彫刻が施されています1870年頃の英国製の陶板付きクレデンザです。クレデンザとはイタリアにおいて14世紀から使われていたものです。イギリスにおいては、ヴィクトリア時代中期に食器などを飾っておくことが貴族の間で好まれました。一般的なクレデンザは飾り鏡が付いていたり、天板に大理石が付いているものが多いですが、このように希少な高級材を使い、飾りに大きな陶板が取り付けられている品は非常に珍しいものです10

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