KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年1月号
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思っています。高井 PRすることによって若者たちがこの活動を知り、夢を叶えるきっかけになるといいですね。それぞれの社会奉仕活動の形と目的瀧川 MBSではどういった社会奉仕活動に力を入れておられますか。高井 基本的には地元茶屋町に密着した活動が主ですが、私が夕方の報道番組を担当していた当時の編集長が立ち上げた「ジャンプオーバーキャンサー」という活動があります。大阪はがん検診を受ける割合が非常に低くほぼ全国ワーストワン。そこで、検診が有効といわれる5つのがん検診だけでも受けましょうとアピールし、番組のがん特集で正しい情報を伝えたり、専門のお医者さんをお呼びしてセミナーを開いたりしています。報道部門から始まった動きですが、今では全社挙げて協力してくれています。子どもさんのがんにも目を向け、神戸のチャイルド・ケモ・ハウスの募金活動もさせていただいています。瀧川 私たちもチャイルド・ケモ・ハウスへの募金活動には協力しました。それというのも、ロータリーの目的のひとつに地域にお返しをするという考えがあり、地元に根差した活動には力を入れ、活性化に努めようとしています。今年、県下のロータリークラブを回り、地方のクラブは規模は小さくても地域に根差した手づくりの会という印象を受け、これが本来のあるべき形ではないかと感じています。女性にも門戸を開いているロータリークラブ瀧川 ロータリーは30年前から女性にも門戸を開いていますが、未だに世界約123万人の会員の中で女性は20パーセント程度です。高井 活躍する女性がたくさんいるにもかかわらず、残念ですね。女性が入ることでまた違った視点が生まれるのではないでしょうか。瀧川 そうですね。神戸西ロータリークラブでは今、女性会員が5人。和やかさが出てきました。高井 ロータリークラブは女性に対しては閉ざされているというイメージがあります。同じ精神を持って活動をしようと思われるなら「一度話を聞いてみませんか?」などと広くアピールすれば女性も近づきやすくなるMBSによる社会奉仕活動「ジャンプオーバーキャンサー」。万博記念公園で行われたラジオのイベントでブースを出し、募金を呼びかけている41

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