KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年1月号
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10年後の神戸を語る2018年→2028年未来への光彩 びっくりするニュースが飛び込んだ。教科書から坂本龍馬が消えるという。歴史フェチの僕としては、嘆かわしい話であるが、どうなることやら。 そんなことから思いを馳せたのが、幕末から明治維新への激動の時代です。昨年、神戸は開港150年の祝典に彩られました。西洋の香りが神戸に届いた1867年は、大政奉還と金指 光司(かなさし こうじ)株式会社ポトマック代表取締役時を同じくする。龍馬の例を出すまでもなく、幕末の志士たちが奔走し、心から渇望したのが「人材」。日本の夜明けは、夢と希望と勇気を持った「人・人・人」の躍動によって開かれました。 話は変わりますが、AI(人工知能)が進化し、『技術的特異点』『2045年問題』と、コンピューターが人類を超えるという。オックスフォード大学の研究報告で、「今後10~20年ほどで、米国の702の職業のうち、約半分が失われる可能性がある」と述べています。ほんとにそうなのでしょうか? 僕たちの所属する飲食業では、「おもてなし」という言葉があります。語源として、「表裏なく大切な人をお迎えする」という説もありますが、表と裏には、“間”というものが存在します。言葉やロジックではない、“間=サムシング”に、人は心動かされるのではないでしょうか。革命も恋愛も、朝の陽ざしも夜空の星も、そこに介在する人の心を通して、きらきらと煌めき出すのではないでしょうか。 「People!People!People!」人間主義こそが未来への光彩であると思うぜよ!31

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