KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2018年1月号
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市役所を整備し、人の流れを誘う―神戸の玄関口・三宮についての具体的な計画をお聞かせください。 大きな柱は阪急とJRのターミナルビルリニューアルです。併せて6つの駅をひとつととらえ、人と公共交通を優先とする「えき≈まち空間」の基本計画を今年度中に策定し、具体化させていきます。行政施設の移転方針については、現在の市役所3号館を解体し、「新中央区総合庁舎」として、中央区役所と勤労会館機能を一体的に整備します。また、中央区役所跡地には、現在分散している中・長距離バスの乗降場を集約し、新たなバスターミナルを備えたビルを建設します。さらに、老朽化している上、震災で大きな被害を受けた2号館を建て替え、700~900席の中ホールを配置します。―文化施設も集約されてくるのですね。 三宮に降り立った人たちの流れを見ていると、フラワーロードの神戸国際会館辺りで人通りが減ってしまいます。その原因になっているのが市役所、中でもかなり老朽化した2・3号館ではないでしょうか。そこで2号館を単に建て替えるだけでなく、中ホールなどを置くことでウォーターフロントへの回遊性を高め、賑わいを得られるのではないかと期待しているところです。南北を線で結びひとつの面として活性化新神戸と北野をウッドデッキなどで繋ぐ神戸の玄関口・三宮周辺地区の再整備で、道路や広場、建物が一体的にデザインされた心地よい空間をにぎわいスポットに、質の高い「ストリートミュージック」が流れる仕掛けをつくる20

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