KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年12月号
50/67

数多くのソファも手掛けてきた。伝統の中に光沢感をもたせたファブリックの美しさも目を引く椅子だけでなく、応接セットとしてセンターテーブルも注文できるた、などの素材を積み重ね、上層に行くほど柔らかい素材となる。こうして弾力性と耐久性を高めているのだ。この手の込んだ手作業により、座った時に硬すぎず、柔らか過ぎない、絶妙の座り心地を生み出しているのだ。 そして、この上にファブリックを巻いて完成となる。ファブリックも、イギリス、フランス、イタリアからの高級生地を取り寄せており、光沢感やデザイン性は気品に満ちあふれている。 一流の職人が永田良介商店の誇りと神戸家具の文化を支え、神戸開港の歴史と共に、その技術と精神を今に伝えている。50

元のページ 

page 50

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です