KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年12月号
39/67

―新ブランド「HIBIKA」立ち上げに至った思いは。 洋菓子の道に入って60年以上なりますが、私自身も60回以上、そしてこれまでに百名を超える社員を業務提携先のベルギー・ヴィタメールを中心としたヨーロッパの有名店に技術研修生として派遣してまいりました。そろそろ〝日本の洋菓子文化〟に自信を持っていい時期が来たのではないかと思い、立ち上げたのが日本ならではの季節を味わう新しい洋菓子ブランド「HIBIKA」です。私の洋菓子人生の集大成と位置付けています。―どんな特徴があるのでしょうか。 四季折々の材料を使い、味はもちろんのこと、見た目の美しさにもこだわった商品を並べております。ブランド名はもちろん、夏は向日葵、涼風、秋は名月、栗ひろい、冬は寒椿、淡雪、小春日和といったように、一つひとつのアイテムも全て日本語でメドウミルクの上品な甘さと香りづけのライムがひろがる贅沢なショコラブランムース、ローズで香りづけした苺のソース、ビターなショコラムースが溶けあう、クリスマスだけの繊細な味わい39

元のページ 

page 39

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です