KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年11月号
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第9回は、日本に住む外国人の医療福祉人材育成に力を入れているソビエルの元地裕子さんです。日本の医療福祉現場で今、深刻な課題となっている人材不足。その人材確保手段の一つとして、10年も前から国内在住外国人の採用に着目し、外国人介護士・看護師の育成に取り組まれています。─フィリピンやベトナムなどを中心に、約10ヶ国にわたる日本に住む外国人を介護職員として育成し、介護施設にヘルパースタッフとして紹介しておられます。人材派遣業に携われていた元地さんが、この事業を展開されるようになったのは? 専門性のある役務提供に対価が払われるというのが人材派遣業ですが、経済のグローバル化につれ、本来の目的とずれてきていることに疑問を持ちました。特に外国籍の方は人材というより労働の派遣として単純作業や裏方業務にまわされることも多い。私の知人のフィリピ神戸市出身。6年間人材派遣会社にてチーフコーディネーターとして勤務。2008年地元神戸にて、外国人専門の就労支援会社を設立。外国人の医療福祉人材育成に力を入れ、外国人介護技能実習制度の受け入れ組合のアドバイザーも努め、大学講師、セミナー講師、各種講演なども行っている。趣味は音楽・旅行元地 裕子(もとじ ゆうこ) 外国人が介護士・看護師として活躍その就労支援に早くから注力した若き起業家インタビュアー・伊藤 紀美子連載輝く女性⑨2008年神戸市で外国人への就労支援会社「AXCY(アクシ)」を起業された元地さん。2016年11月にソビエル(本社・大阪)に業務を移行、会社名も新たに事業に邁進されています。外国人の就労支援を勧めてきた草分けとして話題を呼び、マスコミにも頻繁に登場されています。株式会社ソビエル大阪市中央区博労町4-7-5本町TSビル6F TEL.06-6224-068332

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